④ ウォッチワインダーの賛否、必要なのか?
デメリットは?

④ ウォッチワインダーの賛否、必要なのか?
デメリットは?

ウォッチワインダーの考えられるデメリットは?「必要か分からない」という理由:

 

一方、本当に必要かどうか分からないという理由もいくつか挙げられます。

 

⚫︎ 時計コレクションが少なめ、毎日装着する、手動でメンテナンスする時間が取れる場合。

所有している自動巻き時計の数が少なめで、普段からどれも着用して動かしていたり、比較的シンプルな機能の時計をお持ちで手動での設定も簡単な場合、メンテナンスの手間を感じることはあまりないかもしれません。

時計の使用頻度が少なくても、愛着のある時計を手動で巻き上げたり設定したりする時間を楽しみにされている方も、ウォッチワインダーの必要性はあまり感じないでしょう。

ただ注意点として、基本的に自動巻き時計はローターを通してゼンマイが巻かれる設計となっています。もともと手動の巻き上げによりエネルギーを貯蔵する構造にはなっていないため、完全に巻き上げるとパーツへの負担が懸念されるようです。なので、手動で巻く時はやさしく丁寧に。そして最大まで巻かず、後は腕の動きを介してローターで巻き上げた方が負担を抑えられるようです。

 

⚫︎ 内部パーツが消耗しないか心配。

ウォッチワインダーで継続的に時計を動かす事による、内部パーツや潤滑油の消耗を懸念される方もおられます。自動巻き時計は、着用してもウォッチワインダーを使っても、動かす事でパーツがわずかに消耗します。

ですが、適度に動かしている場合それは取るに足らない程わずかな消耗です。

そして、時計を動かしても止めたままでも、内部パーツの消耗とは関係なく経年劣化は避けられません。オーバーホールを長期間おこなわず、潤滑油が減ったままの状態で時計を動かし続けると、内部部品に摩擦が起こってしまう恐れもあります。

普段のメンテナンス方法にかかわらず、数年に一度はオーバーホールに出して、パーツの点検や新しいオイルの充填を行う必要があります。

内部パーツの消耗を最小限に抑えるため、オーバーホールをおこなった上で、着用やウォッチワインダーによって時計を程よく動かすと良いでしょう。

 

⚫︎ 時計は動かす方がいいのか?休める方がいいのか?…どっちか分からない。 

時計は動かすことで内部ムーブメントがスムーズに働くといわれる一方で、時計を動かさずに休めていた方がパーツの消耗が少ないはずという相反する意見もあり、どちらも信憑性があって迷う事も多いでしょう。

弊社の考えでは、機械は酷使せずに適度に動かすことで、その機能が発揮されて良い状態に保たれると思います。弊社は産業機械の製造を生業としておりますが、使わない設備をいつか使う事になった時まともには動きません。高級時計や高級車も同様で、機械はいつも動かす事によって僅かな磨耗でギヤにアタリが付き快調に動くものだと実感させられます。

また、時計の真価は時を刻むことにあり、止めたままだとその機能美が存分に発揮されないのではないでしょうか。高級車でも、走ってこそ特別な魅力が最大限に活かされるものだと思います。

自動巻き時計などの精密な機械は、人間の身体と同じように「適度に動かしつつ、適度に休める」ことが良好な状態に保つ秘訣ではないしょうか。

 

⚫︎ 時計の磁気帯が心配。

ウォッチワインダーの使用による、時計の磁気帯を心配される方もおられます。良質なウォッチワインダーであれば、大抵は磁気対策はなされているため問題ないでしょう。時計の磁気帯に配慮して、モーターの永久磁石と時計に一定の距離を持たせたり、モーター周囲の材質選びなどに工夫がなされています。繊細な高級時計を守るため、十分な帯磁対策の有無はワインディングマシーンを選ぶ際に注意するポイントの一つです。

 

⚫︎ ウォッチワインダーは壊れやすい、修理できない、といわれている。

ウォッチワインダーを購入したけれど、すぐに壊れてしまった、修理もできなかった、というお声は非常に多いです。ウォッチワインダーは長時間作動するモーターと複雑な動きを持つ性質上、どうしても故障率が高いものだと思われているようです。一般的に数万円程度のものだと数ヶ月~1年、数十万円て程度のものでも3年程度で故障するウォッチワインダーが多いといわれております。

せっかく大切な時計のためにそれなりの価格で購入したワインダーが、すぐに壊れてしまうのはとても残念なことでしょう。

 

■ T’z Productsは、高品質の壊れにくいウォッチワインダーです。

一般的にウォッチワインダーは壊れやすいという課題は、T’z Productsのウォッチワインダーが全力をかけて解決しました。

実際、T’z Productsが生まれたのは、約20年前に大手百貨店様からご相談を受けたことがきっかけでした。百貨店の大切なお得意様にお売りしたウォッチワインダーがどれもすぐに壊れてしまい、修理もできずお困りのため、お客様にご満足頂ける「丈夫で簡単に壊れない、修理可能なウォッチワインダーを作れないだろうか」とのお話でした。

弊社は、1976年より金属部品の製造を営み、各種金属・樹脂のワンオフ精密機械部品から量産品まで手掛けており、技術・品質には自信と実績がございます。日本のモノづくりの精神に基づく熟練の技術力とプライドをかけて、細部まで品質にこだわりました。試行錯誤の末、純国産・ハンドメイドの、堅牢で頑丈なウォッチワインダーが実現しました。修理もスキルの高い技術者が責任を持って対応しております。

有難いことに20年以上リピーターを含む多くのお客様に永くご愛用いただいており、簡単に壊れたというお声は一度もお聞きしておりません。多くのご満足の声を頂戴していることは、良質なモノづくりを追求する私共にとってこの上ない喜びです。

壊れやすさを懸念されている方には、堅牢さをご実感いただくために是非手に取っていただきたい高品質なワインダーです。

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