あらゆるブランドの時計を確実に巻き上げるワインディングマシーン
ロレックス、セイコー、オメガ、タグ・ホイヤーなど──。 T'z Productsは、あらゆる高級時計ブランドのメンテナンスにおすすめできるワインディングマシーンです。腕の自然な動きに近い両方向の回転動作で、両方向巻きはもちろん、右巻き・左巻き専用のムーブメントにも対応。機構上の差異を問わずゼンマイを安定して巻き上げることができます。
開発の背景は約20年前、様々な有名時計ブランドを扱われている大手百貨店からのご依頼でした。「あらゆるブランドの時計も確実に巻き上げる、丈夫で信頼性の高いワインダー」が求められ、純日本製にこだわり丁寧に手作りすることによりご期待にお応えしました。
以来、様々なメーカーの時計のメンテナンスにご愛用いただいており、高級時計ブランドからお客様をご紹介いただくこともございます。20年にわたり確かな実績を重ねた、ロレックス、セイコー、オメガなど、幅広い時計ブランドに安心してお使いいただける製品です。
高級時計ブランドごとの「巻き上げ回転方向」について
自動巻き時計のゼンマイを巻き上げるローターの動きは、ブランドやモデルによっても異なり、以下の3種類がございます。
両方向巻き(BOTH)、 右巻き(時計回り/CW) 、左巻き(反時計回り/CCW)
例えば: ロレックスやグランドセイコーは、両方向巻きが主流。 オメガ、タグ・ホイヤー、ブライトリングも多くは両方向で、一部のモデルはは右巻き。 ウブロやジャガー・ルクルトには片方向巻きのモデルが多く存在します。
このため、片方向にしか回転しないワインダーを使用すると、巻き上がらない場合があります。また、回転動作を細かく設定が必要なものは、そのための手間と時間を要します。
これらを考慮して、T'z Productsは全てのタイプの時計に対応できるシンプルな設計を採用しております。
T'z Productsの回転動作は、両方向回転のシンプルかつ最適な設計
T'z Productsの回転動作は、あえて両方向回転のみに集約しており、右巻き・左巻き・両方向巻きのすべての自動巻き時計に対応可能です。
タイマーで運転時間を選択し、スタートを押すだけで、毎日同時刻に運転します。動作は次のサイクルを繰り返します。
20秒正転 → 停止1秒 → 20秒逆転
※更に詳細は取扱マニュアルをご参照ください。
時計に過剰な負荷をかけない優雅でスムーズな動きと、目にも心地よい速度感で、時計を華やかにディスプレイします。確実なメンテナンス機能はもちろんのこと、インテリアとしてのエレガントさも大切にしました。
回転方向、速度、スタート時間などの細かい設定は一切不要です。手間いらずの簡単操作で時計を確実にメンテナンスできるよう、機能美と本質に注力して、上質なシンプル設計を追求しております。
ワインディングマシーンによる「時計の巻き過ぎや過剰な負荷」への懸念について
高級時計はデリケートな精密機器なので、ワインディングマシーンを導入されるにあたり、時計の過剰な巻き上げや負荷を懸念される方もおられるかもしれません。
この点については、自動巻き時計の場合ゼンマイが完全に巻き切るとクラッチが作動し、あとはフリーになって空転状態に入って巻き上げないようになっているので、巻き上げ過ぎる心配はございません。
また、両方向回転のワインディングマシーンを使用して、片方向巻きの時計を巻き上げるには2倍の時間を要しますが、この場合も時計への過剰な負荷はかかりません。何故かと申しますと、機械式時計は腕に装着してもローターは左右に回転しており、片方向巻きの時計は、巻き上げ方向の逆は空転して負荷が存在しない仕組みになっています。
T'z Productsのワインディングマシーンは大切な時計への過剰な負担を気にされることなくお使いいただけます。
時計のTPDや巻き上げ効率を考慮し、タイマー機能で必要最小限の省エネ稼働に
それでもやはり、時計もワインディングマシーンも、不必要な稼働は避けるために、 T'z Products は運転時間を複数選べるタイマー機能を搭載しております。
ワインダーに設置している時計が全て問題なく巻き上げられる最小限の時間にタイマーを設定することをおすすめいたします。 タイマー機能の活用により、無駄な時計の動作と消費電力を制御しながら、複数ブランドの時計を同時に効率的にメンテナンスいただけます。
設定時間の目安としては、まずお持ちの時計の 1日あたりの推奨回転数(TPD: Turns Per Day) を参考にされると分かりやすいでしょう。例えば、ロレックスやオメガなど多くのブランドでは 650〜950回転前後 が一般的ですが、モデルによって最適値は異なります。
ただし、自動巻き時計の巻き上げには、常にある程度の「ロス」が発生します。ローターは重量が重いので、時計が回転するときもローターは重力によって必ず時計の中で下部にあり、そのため時計内部でローターが回転してゼンマイが巻かれる仕組みです。ですが時折、ローターが時計の回転に付いて回ってしまい、事実上時計の中でローターが回転していない、ということが起こります。このロスは、個々の時計の機構や状態によって差がありますが、特にオーバーホールされていない時計や、元々ローターの回転が硬くスムーズでない時計によく起こる事象です。
T'z Productsのワインダーは 1時間あたり約900回転する設計です。なので、時計のTPDやロスを考慮してタイマーを設定することをおすすめいたします。これまでの実績からは、ロレックス・オメガ・グランドセイコーなど、状態に問題のない一般的な両方向巻きのモデルであれば 2時間の設定で十分に巻き上がるケースがほとんどです。片方向巻きの時計については、3〜4時間程度を目安にすると良いでしょう。
時計それぞれの仕組みやコンディションによって異なるので、もっとも確実なのは、まずは 1時間 から試し、必要に応じて 2時間…と徐々に調整していく方法です。個々の時計に合わせて、一番適切な設定時間を見つけていただくのがベストです。
発売から約20年間、途切れることなく百貨店で取り扱われ、多くの時計コレクターにご愛用いただいている中、「最大運転時間に設定しても巻き上がらなかった」「時計に不調をきたした」というご報告はお聞きしておりません。様々な高級時計ブランドにご安心してお使いいただければ幸いです。
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