⑤ ウォッチワインダーの選び方

⑤ ウォッチワインダーの選び方

ウォッチワインダーには様々な価格帯やデザインのものがあり、ご自身にとってどれが良いのか迷われ方も多いでしょう。ここでは、ウォッチワインダーを選ぶ際のご参考となるよう、いくつかのポイントを整理しました。

 

・品質 

ウォッチワインダーの品質は、使われる素材や製造方法などによって大きく異なります。ワインディングマシーンの丈夫さ、寿命、モーター音、時計の帯磁などの問題は、以下のような品質への配慮に左右されます。

- 重厚な時計でもしっかりと支えながら、複雑な動きと長時間の安定動作に耐えられるよう、強力で信頼性の高いモーターを搭載しているか。

- 良質な金属や樹脂やカーボンなどの丈夫な素材を使い、堅牢に作られているか。

- 日本製などの信頼性の高い部品を使っているか。

- 型抜きや大量生産ではなく、熟練技術者により丁寧に設計・製造されているか。

このような細部のこだわりは一見表面上には見えなくても、安定動作や壊れにくさ、醸し出される高級感・重厚感にも大きく影響します。大切な時計を守るため、これらの点をご参考にワインダーの品質レベルをご判断いただけるでしょう。

 

・回転方向

一般的にウォッチワインダーの回転方向は、時計回り(CW)・反時計回り(CCW)・両方向回転(BOTH)の3種類があります。自動巻き時計のメーカーやモデルによっても巻き上げの回転方向が異なり、お持ちの時計の巻き上げ方向をご確認いただくのが良いでしょう。

全ての時計に対応できるように、一定時間一方向に回転し、一定時間停止した後、再び回転するもの、または回転パターンを選べるものが主流です。停止せずに一方向に動き続けるものは腕の動きと異なるので、時計のムーブメントに負荷がかかりすぎる恐れがあリ注意が必要です。

 

・巻き上げる時計の個数

ウォッチワインダーのモデルにより、一度に同時に巻き上げることができる時計の個数が、1個~20個以上のものまで幅広くございます。一度に複数の時計を巻き上げられることは便利ですが、ご自身の時計コレクションの数や使い方にあったものを選ぶと良いでしょう。

 

・価格帯

ウォッチワインダーの価格帯は、数千円のものから百万円を超えるものまで様々で、大まかな品質の指標でもあります。

安価なものは、一般的に色々な面で製作コストを抑えているので、ご自身が重要視する利点がカバーされているかを確認してご納得のうえで選ぶと良いでしょう。中価格帯の商品も多く、品質や機能やデザインに見合った価格のものであれば、より満足度が高いでしょう。高価なものでは数百万円を超えるヨーロッパ製のものなどもあり、ブランドやデザイン・高級感などの付加価値でも選ばれるようです。

ワインダーは寿命によってもコストパフォーマンスが変わるので、なるべく品質やデザインに対して適正価格の、ご自身のニーズに合ったものを選ばれると良いのではないでしょうか。

 

・デザイン

ウォッチワインダーは、シンプルなケースに見えるものから、メカニカルでユニークなフォルムや動きを備えたものまで様々です。ご自身の時計コレクションを引き立てる、お好みのデザインを選びましょう。高級時計の美しさを引き立てるため、ウォッチワインダーの高級感・重厚感も大切です。設置スペースやインテリアとの調和するような、サイズや素材感のものを選んでも良いでしょう。

 

・静音性

ウォッチワインダーは寝室や仕事部屋で使われる事が多いため、耳障りな雑音が少ないことはとても大切なポイントです。高品質の強力なモーターとギアを搭載し、雑音を最小限に抑えるよう設計に工夫がされているものを選びましょう。

ウォッチワインダーの雑音は、ワインダーの使用経験があるお客様が最も気にされるポイントの一つです。安心して日々快適にお使いいただくために、真夜中の自動運転もできるほど静音性に優れたワインディングマシーンがおすすめです。

 

・磁気帯対策

自動巻き時計は、磁気の影響によるトラブルが起こりうるため、ウォッチワインダーも磁気帯対策が万全なものを選びましょう。

品質の良いウォッチワインダーであれば、帯磁を考慮してモーターとの距離を保たれている場合がほとんどです。モーターや電気基盤から発生する磁力線を遮断するなど、さらに設計工夫がなされたワインダーであれば、繊細な高級時計を傷めないためにはより安心でしょう。

 

・タイマー機能

自動巻き時計はメーカーやモデルによって最適な1日の回転数(TPD)が異なります。タイマー機能があれば、お持ちの時計に適した巻き上げ時間を設定し、過剰に動かし過ぎることを防げます。さらに、毎日決まった時間に作動するようセットできる機能も、気にとめていなくてもウォッチワインダーが自動的にメンテナンスしてくれるので便利です。

 

・アフターケア体制の有無 

ウォッチワインダーを購入したけれど、すぐに壊れてしまった、高価なものでも修理ができなかった、などのお声は大変よく聞かれます。購入後あまりにも早く使えなくなっては、リーズナブルなものでも決して安くはないと感じてしまうでしょう。繊細で精密な高級時計にふさわしい、信頼と実績のあるメーカーの高品質なワインダーを選ぶ事は大切です。

それでも機械という特性上、継続使用により不具合が生じることもあるでしょう。1年間の保証期間のほか、保証期間後の有償アフターサービス体制の有無も重要なポイントです。機械のトラブルに対して、専門性の高い技術者が丁寧に対応してくれる信頼性の高いメーカーを選ぶと安心でしょう。

 

・電源の種類

ウォッチワインダーの電源は、通常コンセント式と電池式がございます。

継続して動かす機械なので、コンセント式の方が安定した電力の供給が可能です。電池式は、場所を選ばず使用できるという利点がありますが、パワーはコンセント式に劣り、電池交換の手間もございます。用途に合わせて選んだり、2種類を併用されても良いでしょう。

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